日食・月食

日食・月食は、「次の食はいつ、どこで、どう見えるか」を1ページで見せる機能です。開いた直後は特定の国を前提にせず、これから起こる次の食が世界共通の見出し(「2035年9月2日、北陸・北関東で皆既日食。」のような文)で示されます。地球儀をタップするか、いまいる場所を使うで場所を決めると、その場所から見てどうなるかに見出しと一覧が切り替わります。

日食も月食も、同じ地球儀の上で確かめます。日食は地球のごく狭い帯の上でだけ皆既・金環になるので、地球儀に中心線・皆既帯(金環帯)・部分食の見える範囲を描きます。月食には帯がなく、月が見えていれば地球上のどこでも同時に同じように起こるので、地球儀にはいま月が見えている半球と、月が真上に来る地点を描きます(地球の影を月が通り抜ける図は、見たいときだけ開ける模式図として別に用意されています)。場所を選ぶと、実際にその場所の空でどう見えるかを描いたその場所での見え方カードが現れます。

時刻はお使いの端末の時刻(あなたの時刻)と世界時(UTC)で表示され、日本時間に固定されてはいません。開くには、画面右上の「メニュー」ボタンから「日食・月食」を選びます。

※ 画面写真は開発中のバージョンのものです。実際の表示と細部が異なる場合があります。

食を選ぶ

このページで最初にすることは、自分の街を決めることです。画面右のパネル(スマートフォンでは画面下端のシート。食を選ぶを押して引き出します)は、あなたの街から見るという場所選びから始まります。都市を検索に街の名前を打つ、いまいる場所を使うを押す、地球儀を直接タップする——どれでも構いません。場所が決まった瞬間、ページ全体が「その場所から見て、どうなるか」に切り替わります。

その下の次に見られる食が、次に空を見上げるべき日を示します。場所を選んでいなければ世界共通の基準で次の食が、選んでいれば見出しがこの場所で次に見られる食に変わり、そこから実際に見える食だけが並びます。各行には種類のバッジ(皆既日食・金環日食・部分日食・皆既月食・部分月食・半影月食)と日付、そして見え方をひとことで表す文言が付きます——場所を選んでいなければ「皆既は北陸・北関東で」のような世界基準の一文、選んでいれば「ここで皆既」「ここからは見えない」のようなその場所基準の一文です。行をクリックすると、地球儀ごとその食に切り替わります。

日付から探したいときは、すべての食から探すを開きます。1700年から2200年までの食が年代ごとに並び、見たいのはのすべて・日食・月食で絞り込めます。次の食へは、いまの再生時刻から数えて次に起こる食へ飛びます。見つけた食を人に伝えるときはリンクをコピー——選んでいる食・再生時刻・(地点を決めていれば)その地点が1本のURLに収まります。

パネルのいちばん下にはしくみと読み方が畳まれています。地球儀の色が何を意味するのか、月食で地球儀と模式図がどう違うのかを、必要になったときに開いてください。

地球儀とパスを読む

日食を選ぶと、地球儀の上に明るい中心線が引かれ、その周りに完全に隠れる帯(金環日食なら光の輪になる帯)、さらに外側へ少し欠けて見える範囲の青い輪郭が広がります。この3つを見れば、その食が地球のどこを通るのかが一目で分かります。色の意味は地球儀の脇の凡例にそのまま書かれています。ドラッグで地球儀を回し、ホイール(スマートフォンではピンチ)で近づけます。

帯が自分の街の上を通っているかどうかは、地点を決めれば分かります。地球儀の任意の地点をクリック(タップ)するか、いまいる場所を使うを押すと、この場所での見え方カードに答えが出ます。最大でどれだけ隠れるか、見ごろは何時ごろかがまず一文で示され、その下に太陽と月の重なり具合を実寸比で描いた図が続きます。この図は計算どおりの大きさと位置ですが、空の色や明るさ、地平線近くのゆがみは再現していない旨が添えられています。

もっと細かく知りたいときは詳しい時刻を開きます。欠け始め(第一接触)から欠け終わり(第四接触)までの時刻、食分と面積比、その瞬間の太陽(または月)の高さが並びます。高さが地平線の下なら、見えないことが図と時刻の両方ではっきり示されます——空振りの遠征を避けるための表示です。場所の選択を消すで、いつでも世界共通の見方に戻れます。

2035年9月2日の皆既日食を選んだ地球儀の画面。中心線と皆既帯が描かれ、右のパネルには一覧と食の詳細カードが開いている。
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2035年9月2日の皆既日食。日本列島を斜めに横切る帯が、太陽が完全に隠れる範囲。

再生してたどる

影の動きを見る(月食では月の動きを見る)を押すと、食の始まりから終わりまでが自動で進みます。地球儀の上をオレンジの点が滑っていき、それが影の落ちている場所です。速さは実際の速さ・はやい(1秒=1分)・もっとはやい(1秒=10分)から選べます。実際の速さでは数時間かかるので、まずはやいで全体をひととおり眺め、気になったところで止めるのが手早いやり方です。最大の瞬間へを押せば、いちばんの見どころに一足飛びで行けます。

時刻のスクラバーをドラッグすれば、任意の瞬間に直接移動できます。トラックの上には欠け始め・最大・欠け終わりといった節目が印として並んでいるので、そこを狙って掴んでください。時刻が変われば、地球儀の影も、地点を決めていればいま隠れている面積も、その瞬間の値に更新されます。

画面下には、いまの再生時刻が世界時とあなたの時刻の2段で出ています。あなたの時刻の括弧内は、お使いの端末のタイムゾーン(例: あなたの時刻(JST))です。日本時間に固定されているわけではありません。

月食と模式図

月食は、月さえ見えていれば地球上のどこでも同じ瞬間に同じように進みます。だから月食で問うべきことは一つだけ——そのとき、自分の空に月は出ているか。月食を選ぶと地球儀には明るい線の内側=いま月が見えている範囲と月が真上に見える地点が描かれ、その線の内側に自分の街があるかどうかで答えが分かります。地点を決めれば、この場所での見え方カードがその地点の月の高さと、見える・見えないの判定をはっきり出します。

地球の影を月が通り抜けていく、あの教科書の図も見られます。凡例の脇の模式図: 地球の影と月の通り道を押してください。開いている間は、これが実際の空の見え方ではなく模式図であることを告げるバッジが出続けます——本影と半影の関係を理解するための図であって、望遠鏡を向けたときの絵ではないからです。

再生中は画面下に月の欠け具合(食分・本影)が出て、月がいまどれだけ影に食い込んでいるかが数字で追えます。うすい影での欠け具合(食分・半影)はどんな食?カードのほうにあります。なお食分は直径に対する割合、面積比は面積に対する割合で、別の量です(食分0.5でも隠れる面積は約39%)。半影月食では月が本影に届かないので、本影の食分は出ません。

精度についての注記

接触時刻と帯の縁には数秒〜数分の誤差があります。月縁の地形(高山や谷によるBaily's beads)や地表の標高は考慮していません。観測を計画するときは、国立天文台などの公式予報も必ず確認してください。

扱う食の範囲は1700年から2200年までです。これより古い・新しい年は対象外です。